2025/05/24 18:29

空さえあれば 本なんていらない(初期の気流舎のコピーとして見かけた言葉)
ハーポ部長 編著『本のコミューン』刊行の集い@バックパックブックス&omiyage 2F座敷
旅よろず話
2017年、すべての本(サイン本は人に預けた)を処分し、所有する全荷物を段ボール2箱くらいにまとめて南米アマゾンに旅立ちました。帰国してからいろいろあって、最終的には代田橋の神社の目の前の部屋を借りました。コロナ禍の真っ最中、2021年の4月頃に代田橋に3畳ほどの小さな本屋〈バックパックブックス〉が誕生していることに気づきました。その後すぐに僕は代田橋を離れ、下北沢に引っ越してしまったのでその後の様子はよくわからなかったんですが、本屋ができると周辺に文化が生まれるようです。気づくと隣には、ラッパーのロボ宙さんの〈omiyage〉というレーベルショップができていて、今年からは共有部分の2階がイヴェントスペースとして稼働し始めるといいます。『本のコミューン』の刊行の集いをやらせていただくことになりました。
『本のコミューン』には、「旅のノートから」というエッセイコーナーがあり、気流舎を通り過ぎた38人の方の旅話が掲載されています。気流舎の名前の由来になった『気流の鳴る音』も、筆者がインドとメキシコの旅から帰ってきた後、一夏に一気に書かれた本でした。バックパックブックスの2階に集まったみなさんで旅の話をしましょう。旅が好きな方も、最近、旅できていないなあ、という方もお気軽にご参加ください。
スマホ以前の旅どうだった?/そもそも旅とは?/いろんな次元のトリップ/日常の中の旅/旅と読書/最近、旅してますか?/2025.7.5チェンマイ・ギャザリングのお知らせ...etc
日時:2025年5月29日(木) 19:30〜22:00
会場:バックパックブックス&omiyage 2F 座敷
(世田谷区大原2丁目17-12)
定員:10名
会費:500円
予約はこちらへ
※定員に限りがございますのでお早めにご予約お願いします。
※アルコール販売あり。アルコール以外の飲食持ち込み可
▼執筆陣からのトーク参加者
鈴木孝弥(音楽ライター、翻訳家)
リー・ペリーについての本を書き、キング・タビーとサン・ラの本を翻訳。『本のコミューン』では、冒頭のトーク記事「〈レゲエ・リヴァイヴァル〉とアーバンラスタの闘い」を収録。スマホ以前は、レゲエの生の現場を求めヨーロッパへ。スマホ以降にはジャマイカへ。
大槻洋治(音楽家、カレー料理人)
高円寺の「なんとかバー」で月一のヨウジカレー主宰。昨年、アフリカ・マリに渡り、グリオの古典音楽家に2度目の師事。アフリカは9カ国訪問。『本のコミューン』では、「軍事政権下のマリの暮らしと音楽修行」を執筆。スマホ以前にはインド中心にアジア諸国放浪。
平田博満(文筆家・翻訳家・音楽家)
大学卒業後、密教とサンスクリット語を学ぶためインドへ渡航。以後、ヨーガや瞑想の修行を重ねながら各国を巡り、路上でギターを奏でて旅の糧とする。パンデミック以降はインドと日本を往復し、ベンガル地方の吟遊行者バウルたちから詩と思想を学びつつ、現地で演奏活動や比較文学に関する講演などを行っている。
石崎詩織(Chai Apothecary主宰)
学生時代に気流舎でチャイと旅に出逢う。皆既日蝕の旅からはじまり、ハワイ島やインドなど、気になる場所へ赴きながら、建築事務所、カフェ、レストランカンパニーのクリエイティブに従事し、チャイシロップを製造販売するChai Apothecaryというブランドで独立。スマホ以前の旅で、予期せずたくさんのインスピレーションを集めていたことを振り返って思う。
学生時代に気流舎でチャイと旅に出逢う。皆既日蝕の旅からはじまり、ハワイ島やインドなど、気になる場所へ赴きながら、建築事務所、カフェ、レストランカンパニーのクリエイティブに従事し、チャイシロップを製造販売するChai Apothecaryというブランドで独立。スマホ以前の旅で、予期せずたくさんのインスピレーションを集めていたことを振り返って思う。
ハーポ部長(『アマゾン始末記』『本のコミューン』編著者)
下北沢に17年間あったブックカフェ「気流舎」を開店から閉店まで見てきた人。2012年以降は共同運営メンバーとして、本の仕入れやイヴェント企画を担当。スマホ以前に最初にした一人旅はモロッコ・タンジール。スマホ以降には、アヤワスカを求めてペルー・アマゾンへ。タイ・チェンマイにゲラの束を抱え、移動しながら編集したのが『本のコミューン』。
他、参加者募集中!
写真はアマゾン川支流ウカヤリ川の黄昏。
カナン(約束の地!)という名のシピボ族集落から、密林の住処に帰るとき(2017年8月9日 撮影 ハーポ部長)
