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『本のコミューン 対抗文化のイヴェント記録と通り過ぎた旅人たちの風』
¥2,500
※この商品は2025年4月21日以降の発送になります。 書影4枚目イラスト:ウエオカケンタ「メキシコの真木悠介」 本のコミューン 対抗文化のイヴェント記録 と通り過ぎた旅人たちの風 企画・編著 ハーポ部長 デザイン 戸塚泰雄(nu) 発行所 文借社 2025年4月20日発行 334ページ 定価 2,000円(税別) ※実店舗で購入の場合、2,200円(税込)、本人から直接対面取引の場合2,000円(税割引)、前著『アマゾン始末記』と引き換えに500〜1,000円割引します(状態によって)。BASE料金は、2,500円(送料込み)になります。 執筆者総勢77名 精神の亡命 Event Activism at Kiryuusha 本書は、二〇〇七年から二〇二四年まで下北沢の路地裏にあった「気流舎」というブックカフェを舞台に、わたくしハーポ部長が企画した「対抗文化」のイヴェント記録集である。イヴェントとイヴェントの合間には、「旅のノートから」と題した旅のエッセイを配置し、風を通した。 エッセイの人選は、気流舎を通して僕が関わった方々、歴代のコレクティヴメンバー、イヴェントの出演者、取り扱った本の著者、納品者に限った。改めて自分が気流舎で何をやりたかったのかを考えたところ、〈本のコミューン〉という言葉が思い浮かんだのでタイトルにした。 本書は、本というマジカルな道具を媒介としたネットワークの可視化をひとつの目的としているが、〈本のコミューン〉という言葉には、本と本、事物どうしが実は交流してて、コミューンのようなものを形成しているのではないか、という僕の夢想が含まれている。 ー Harpo Speaks(本書まえがき)より 目次 Ⅰ 浮遊するコミューン 〈レゲエ・リヴァイヴァル〉とアーバンラスタの闘い 鈴木孝弥 オーガニックにしときなさい ージャー9との対話 ハーポ部長(翻訳 竹内嘉次郎) 都市型コミューンの誕生 ー 砂川共同体・石神井村コミューン・ミルキーウェイキャラバン 大友映男(やさい村) コミューン暮らしとその終わり ー ポンちゃんと無我利道場の思い出 蝦名宇摩 無謀なるものたちのコミューン ー下北沢コミューン研究部の記録 ハーポ部長 ひとつのコミューンがなくなるとき 中西淳貴(笹塚コミューン) Ⅱ 路上と抵抗 ストリート以降/都市 毛利嘉孝 × 江上賢一郎 ラヴァーズロックと抵抗の音楽 石田昌隆 交流無限大 ーだめ連 ぺぺ長谷川の文化遺産 神長恒一(だめ連) × いか(ぬけ組) × 原島康晴(編集者) はみ出す言葉、Fuzzyな存在 石丸元章(企画・聞き手:銀色夏実 発言:北沢夏音、大田 ステファニー 歓人、『さいばーひっぴー』編集部すずき&うみこ) Ⅲ ヒッピーやらパンクやら ータンタンに捧ぐ 梵! ヴォヤージュ! ハーポ部長 クール・レジスタンスの時代 北沢夏音 × 青野利光(『スペクテイター』) チャンマイ薬草ライフ ことり薬草えこインタビュー 暴力と尊厳の考古学 ー『死なないための暴力論』刊行記念 森元斎 × 成瀬正憲 生涯一パンク 中沢新一 Ⅳ 風に吹かれて ー気流の鳴る音をきく メキシコの真木悠介 今福龍太 × 上野俊哉 『気流の鳴る音』を気流舎で 鶴見済 自分の内に絶えることなく歌があること ー真木悠介輪読部の記録 椋本湧也 ぼくの人生と真木悠介 ー気流舎での出会い 野本三吉 Ⅴ ブック、マジック、ミュージック カウンターカルチャーの印刷物はどのように作られたか? 槇田 きこり 但人(プラサード書店) (校閲 石塚幸太郎) わたしの知ってる最近のZINE事情 野中モモ 没後一五年 平岡正明は「笑う革命思想家」だった 阿部晴政 × 向井徹(平岡正明著作集委員会) 民俗音楽の彼方へ 湯立て神楽編 ものいみやなかの会(齋藤真文&宮嶋隆輔&中西レモン&すー&斎藤ぽん) 気流舎と旅 ハーポ部長 坂部の冬祭りレポート アクセル長尾 鬼とパンク 天龍村坂部冬祭りについて 石倉敏明 インドネシアの呪術師に弟子入りしたタオイストの話 中原勇一(やわらぎ気功クリニック) 気流舎から始まった本の旅 汽水空港モリテツヤ インタビュー エッセイ 旅のノートから(38人の旅話&本の紹介&気流舎への一言) ハーポ部長 ELIJAH-FAR-I 鍵谷開 高橋ペコ 桝田屋昭子 Yusuke Suzuki 高岡謙太郎 ありい 大槻洋治 根岸恵子 すずき 銀色夏実 茂田龍揮 花崎草 くるみ 橋本勝洋(サンガインセンス) 川上幸之介 タンタン(長谷川浩) 翔太郎 内田翼 石崎詩織 川崎光克 さおり 平田博満 おおえまさのり ケロッピー前田 円香(現代魔女) わたなべみお 関口直人 猫村あや 馬場綾(アマゾン屋) リサ 長澤靖浩 宮脇慎太郎(ブックカフェソロー) 諫山三武(未知の駅) 吉澤順正 おぼけん(『新百姓』) 長沢哲夫(ナーガ) 虹より高く ーロバート DE ピーコとブルース共同体 ハーポ部長 ロバート DE ピーコ音源QR「ライヴ・アット・気流舎」 編集後記 僕らには儀式が必要だった 気流舎から寄留者へ イラスト ウエオカケンタ 斎藤ぽん(にゃんとこ) 福冨雅美 ドンファソ 写真 Jiroken 磯井玲志 福冨 岳 ハーポ部長 ▼4.12現在の取り扱い予定実店舗(2025.4.21以降販売予定) 模索舎(新宿) IRREGULAR RHYTHM ASYLUM(新宿) Flying Books(渋谷) CITY LIGHT BOOK(代々木上原) バックパックブックス(代田橋) 本屋 B&B(下北沢) ナワ・プラサード(西荻窪) 生存書房(茨城県土浦市) 本)ぽんぽんぽんホホホ座交野店(大阪) 鴨葱書店(京都) ブックカフェ ソロー(高松) 汽水空港(鳥取) ※本書を取り扱っていただける実店舗、イヴェントをさせていただける本屋、本のあるオルタナティヴスペース募集中です。ご連絡お待ちしております。
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Patti Smith Tシャツ(RLL)
¥3,200
RLLデッドストック品(2008年製) サイズ:M2着 ボディ:United Athle 片面プリント オリジナル商品説明(スーザン・ソンタグは品切れ) http://www.rll.jp/hood/tee/rll40_patti_smith_susan_sontag.php 記念すべき40作目はパティ・スミスとスーザン・ソンタグ! 作家、批評家、劇作家でアクティビスト、アメリカの知性として有名なリベラル知識人スーザン・ソンタグと、前衛詩人あがりのNYPUNKの女神、メープルソープが溺愛しカート・コバーンも崇拝した伝説的ミュージシャンのパティ・スミス。実は二人は長年親交が深く、お互いをリスペクトしあった仲でした。彼女たちは共に才能と美貌を合わせ持つ知的な不良のニューヨーカー、強烈でセクシーで真っ直ぐな魅力、女性には稀有なインテリパンクな存在感、途方もない情熱的表現、ラディカルな意思のスタイル。 私たちは、代えがたい個性を持つ二人を、知ることができて、読み、聴き、姿見て、魅惑されて、なんて幸せなんだろう。日本にもこんな女性が増えたらいいな! スーザン・ソンタグ から パティ・スミス へ その後のことはわかるでしょう、これまでに歌われたこと、歌われなかった事柄のなかから、大切な友人であるあなたはそう言った。それは樺の木のことや、ジャン・ジュネが他界したパリの小さなホテルのこと、肘や脇の下、あまりにも多くの煙草、長いポールに吊り下げられたウイッグや階下の見知らぬ住人、不愉快な電話のこと…。そして泥濘に消えた一筋の光、細長い旋回と振動、叫びと高く聳え立つもの。それら異なる歌が同時に鳴り響き、声はすべて不協和音。その日はまだすばらしかった。愛らしく落ち着きのない子供たちや人々、みんな音楽の上昇気流に乗り、意気揚々と体を揺さぶっていた。退屈など無く、落胆も存在しない。女たちはもっと生意気で、もっとセクシーだった。なぜなら、そこにはあなたがいたから。音楽はいたる所へ広がっていく。口の中や脇の下や内股にさえ。音楽、それは高く高く飛び立っていくひとつの方法。私は唾液と平手打ち、それから皺だらけの汚れた新聞のことを憶えている。あなたは去り、そうして再び戻った。歯を見せて笑ったあなたの顔。その笑顔は未だに魅力に溢れている。夜を取り戻し、人生を取り戻す。そして歌い、しゃがみ込み、ジャンプし、叫ぶのだ。敗者たちのために! (パティ・スミスのベストアルバム「Land(1975-2002)」に寄せたライナーノーツ) パティ・スミス から スーザン・ソンタグ へ スーザン・ソンタグは今朝、穏やかに息を引き取りました。 彼女の癌との戦いは苛烈でした。私たちの精神的戦士は彼女の3番目の戦いで勇敢に倒れ果てたのです。 そして今、宇宙は待っています。 美しい旅を、スーザン。 粉々になって行くのです。 あなたの新しい道が多くの問いの破片で散らかりますように。 あなたの答えが、星々を震える震撼させますように。 さらば。 Susan Sontag Writer, Activist, Friend January 16, 1933 – December 28, 2004 “The only interesting answers are those that destroy the questions” Susan Sontag died a year ago this morning. Her battles waged against cancer were fierce. Our mental warrior fell valiantly in her third battle. We wished her a beautiful journey with this prayer: “Shatter as you go. May your new path be littered with the debris of many questions. May your answers cause the stars to shudder. Farewell.” Now a year later we wish the same, yet miss her deeply. Her sense of outrage, her courageous voice, her hearty appetite for life. In losing her we are forced to step up ourselves. To speak out. to praise and to rebuild. All beauty must be observed, all wretchedness must be lifted. Our arms are empty yet can be filled. The world she viewed calls to us. Man and nature cries for a champion. She has taught us how to be just that. She was our champion and we. in turn, must champion one another. (2004年にソンタグが亡くなった際にパティが自分のHPにのせた弔辞) ボディーはミックスグレー。どちらか1枚3000円、2枚セットなら5000円! 売れっ子イラストレータKENTA UEOKA(http://www.kenta69.com/)氏の筆によるポートレートがクール!
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Antonio Negri Tシャツ(RLL)
¥3,200
RLLデッドストック品(2007年製) サイズ:XS4着、S1着 ※注文の際にサイズを明記してください。 ボディ:United Athle オリジナル商品説明 http://www.rll.jp/hood/tee/rll38_antonio_negri.php 来日しなかった記念1周年でとうとうリリース!! 以下は来日出来なかったネグリ祭@藝大で、準備しながら発表しなかった幻のライナーノーツ。 ——————- RLLが発表する、2007年の来日記念「ポール・ギルロイ」Tシャツに続く、哲学者来日記念「アントニオ・ネグリ」Tシャツ! “Get Up Stand Up” 昨年ギルロイからもらったサインにこんなベタなことが書いてあった。ネグリの来日予定日が近付き、気付くとRLLも大ネタ『Burnin’』ジャケの現代思想ジャミングに手を染めていた。来日イベント「ネグリさんとデングリ対話@東京芸大・上野<マルチチュード響宴>」でTシャツ発表しネグリにプレゼント。自称中央線マルチチュードって自己紹介する予定でさ。 もちろん中央のボブ位置にはネグリ、いい笑顔で和む。そこから左に『〈帝国〉』『マルチチュード』の相棒マイケル・ハート。右には「生権力」を見 いだしたスキンヘッドのミシェル・フーコー。真上には、ネグリがフランス亡命時代に世話になった二人、『アンチ・オイディプス』『千のプラトー』のジル・ ドゥルーズと相方フェリックス・ガタリ。これは『自由の新たなる空間』でガタリ&ネグリのコンビに連なってくるコモンな著述の系譜だ。そして残りのひとつ、フーコーの上にいるもう一人のスキンヘッズが誰だがわかる方は、相当現代思想に興味ある方かもしれない。実は『Burnin’』においても、ここはマニアック枠で、キーボード担当のアール・ワイア・リンドなのだ、地味~。彼はポスト・ネグリ世代の政治哲学者マウリツィオ・ラッツァラート、昨年『出来事のポリティクス』で日本デビューしてG8対抗サミットで来日もしていた。ちょっと強引に、ネグリの想起する「マルチチュード」を用意した〈共〉の思想星座がグラフィックでネグリ祭を盛り上げる! しかしネグリ歓待のアゲアゲ感を権力が嗅ぎつけちゃったのかもしれない、来日2日前に政府官僚に入国拒否されちゃった。ちょうどTシャツが工場から出来上がった日だった、怒りと同時に笑いすら出て来た。「マルチチュード」は国境を越える、少なくともボクらのTシャツのプリントの上では。 そういや『太陽を盗んだ男』のジュリーは、原爆造りに成功して”Get Up Stand Up”で歓喜のダンスを踊ってたっけ。そのジュリーのストーンズ来日要求よろしくRLLも以下の要求を声明する。相手は菅原文太でも法務省でもなくてね。 ーネグリ来日公演を実現せよ!ー 要求がやっと決まったよ。〈帝国〉さん。 ネグリ再来日講演、一週間以内に発表、三週間以内に〈共〉を実施すること。 以上 がんばれ、ニッポン! 黒ボディにシルバープリント。サイズはXS S M L XL。マルチチュードは〈共〉を生成する!
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PUNKY REGGAE PARTY Tシャツ(RLL )
¥3,200
RLLデッドストック品(2007年製) サイズ:S3着、M1着 ※注文の際にサイズを明記してください。 ボディ:United Athle 両面プリント オリジナル商品説明 http://www.rll.jp/hood/tee/rll36_punky_reggae_party.php Yeah, it’s the punky reggae party♪ And it’s tonight♪ Punky reggae party♪ And it’s alright♪ Oh ah! 高円寺一揆大勝利&ドン・レッツ来日記念Tシャツ緊急発売!!!!!!!!!!!!!!!!! ブラック・パンサー・パーティからパンキー・レゲエ・パーティへ! 「かくめい」は、党(party)ではなく、連夜の宴会/祭(party)によってのみ実現される!!!!!!!!!!!!!!!!! 2007年4月21日、高円寺一揆衆がオーガナイズした一週間にわたるパーティーのラストデイ。アップライジング(一揆)サウンドシステムからバビロン解放戦線ラジオ・マルーンの異議申し立て(日本流トースティング)がノーザン高円寺駅に向けられて放たれた。ディスコソング『セプテンバー』でハッピーに一揆衆の腰を揺らした後、不意打ち気味にザ・クラッシュ『私は法律と闘った』がスピンされる。ダイブするインテリパンク。直後にボブ・マーリー『立ち上がれ!』が応答! しかも名盤『生!』からの選曲! 拳をゆるく突き上げるスーダラスタな部長。街の秩序の崩壊を楽しむ∞+∞=∞…ボクらRLLは確かにそこにいた。「パンキー・レゲエ・パーティ2007高円寺」バビロンは燃えている! 記念すべき第1回「パンキー・レゲエ・パーティ」は1977年ロンドンで開催された。ボブ・マーリーは、前年の暗殺未遂でジャマイカから亡命するような気持ちでロンドンに移住。はじめボブは、当時ロンドンで起こっている「パンク」にあまりいい印象を持っていなかった。そんな彼にその一大ムーブメントをたっぷりレクチャーしたのが、今や映像作家として有名なドン・レッツ青年だった。 当時ライブハウス〈クラブ・ロキシー〉でレゲエをかけパンクスを踊らせていたドン・レッツは、共に「社会に対する怒り」を持つ「UKパンク」と「レゲエ」を繋げて連夜の宴会を盛り上げていたのだった。そのバイブスを受けてボブは、シングル『Jamming』のB面として『punky reggae party』を発表し、UKのパンクスたちに呼応した。これは音楽史上最も美しいエピソードだと言っても過言ではないだろう。 Wailers still be there♪ The Jam, The Dammed, The Clash♪ (ウェイラーズがそこにいる、ダムドもジャムもクラッシュも) Wailers still be there♪ Dr. Feelgood too, ooh♪ (ウェイラーズがそこにいる、ドクター・フィールグッドも) しかし、この曲を聴いて憤慨した者がいた。レゲエ狂で知られるセックス・ピストルズのジョン・ライドン(ジョニー・ロットン)だ。仲間外れにされたことにすね、バンドを突然解散。パパラッチから逃れるためにジャマイカはキングストンにセンチメンタル・ジャーニー。この地であの伝説の第2回「パンキー・レゲエ・パーティ1978」が秘かに開催された。 憧れのビッグ・ユースと対面して小躍りするジョン。その動きに応えてドレッドをかき乱しながら、ニヤっと自慢の金歯を見せるユース。交歓のダンス! それは異文化の身体同士が繰り広げる密なコミュニケーション世界。そんな貴重な瞬間を今回はバビロンチックにも商品化。他の出演者は、ロンドンから写真家デニス・モリス、ジャーナリストのヴィヴィアン・ゴールド、タニマチの社長リチャード・ブランソン、ジャマイカからは、U-ロイ&I-ロイの友愛コンビとそのフレンズ。総合演出は、やはりあのドン・レッツだ。 「パンキー・レゲエ・パーティ」のオーガナイザー、ドン・レッツは言う。「異なる文化が接近し、理解しあうときほど素晴らしい瞬間はない。ロンドンでパンクがレゲエに惹かれたように、俺達もニューヨークでヒップホップに夢中になった。異なるところに住む者どうしを近づけ理解しあう手助けをしてくれるのが文化なんだ。それは教会にも政治にも政府にもできない。カルチャーだけが、その役割を果たせるんだよ! それこそが俺達がやっていることの最も重要な機能だ」 若いドン・レッツは、当時大流行したファンクやソウルを通じてブラック・パワーに目覚めた。ブラック・パンサー党の政治思想に影響された時期もあったが、やがてますます過激になっていくマッチョな黒人至上主義にシンパシーを寄せられなくなっていた。そんなとき、当時のガールフレンドと経営していた「アクメ(性的絶頂!)アトラクションズ」という古着やヴィンテージ品を扱うショップで、異なるコミュニティに属する面白い連中たちに出会い、ヘヴィ・ダブが流れる店内で連夜の宴会を繰り広げていた。店に来た客どうしがまた出会い、そこはアイデアと情動を交換する場所のようなショップのような、わけのわからない空間になっていった。答えはこの頃にすでに出ていた。まるで高円寺一揆衆(aka 素人の乱)を見るようじゃないか! 余談。ジョン・ライドンは、ジャマイカから帰ると、ベースのジャー・ウォブル、ギターのキース・レヴィン、ドラムのジム・ウオーカーと共にパブリック・イメージ・リミテッド(PIL)を結成する。ドンのアクメ時代のガールフレンド、ジャネット・リーもメンバーだ。RLLのロゴがPILのロゴにそっくりだって!? 気のせい、気のせい。 ボディの色はイエロー。お約束のラスタ・カラー仕立て。
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ホフマン博士100歳誕生日記念 Tシャツ(RLL)
¥2,700
SOLD OUT
RLLデッドストック品(2006年製) サイズ:XL 1着 ボディ:United Athle 片面プリント ※新品ですが、保存状態の関係で襟に汚れがあります。購入前に画像でご確認ください(500円引き)。 オリジナル商品説明 http://www.rll.jp/hood/tee/rll33_100_hofmann.php 幻のデッドストック品が2006年の師走のどさくさに紛れて流出! 2006年夏、日本最大ロックフェスのレイヴスペースで販売予定だったこのTシャツは、普通のロック・ファンにとってはあまりにマニアック過ぎ、イカれたパーティ・フリークにとってはあまりに本質的過ぎる、という大人の諸事情で採用がボツとなり倉庫に永らく眠っていたものだ。しかし、われわれは、この人物の誕生と偉業を、彼の生きているうちに讃えるべきではないか、という判断のもと、限られた枚数ではあるが、世に出すことを決意した。 アルベルト・ホフマン博士(1906-)。このシェーポーズの変なおじさんこそが、実は現代社会における最重要人物の一人なのである。意識の分野における革命家である。このTシャツは2006年1月11日に100歳の誕生日を迎えたホフマン博士の誕生と、彼が「私の世話のやける子ども」と呼ぶリゼルグ酸ジエチルアミド(LSD) の誕生を祝福する目的で作られた。これは人類における大発見なのだ。 ホフマン博士は1938年、当時所属していた製薬会社で、麦につくカビの一種「麦角菌」が生成する麦角アルカロイドの研究中にLSDを発見した。 43年4月、指についたLSDを偶然口にしたところ、幻覚症状を経験。3日後に量を増やして服用し、LSDに幻覚作用があることを発見した。この発見がその後のユース・カルチャーにどのような影響を与えたかは、ここで語るまでもないだろう。 LSDの発明は、何もヒッピーやレイヴァーたちだけの特典ではない。アップルコンピュータ社の共同創立者であるスティーブ・ジョブズ最高経営責任者は自身のLSD体験を「人生で実行したとりわけ重要な2つか3つの事柄のうちの1つ」と評している。あなたが常に携帯しているiPodも実はLSDの産物かもね! ボディの色は白。すべての人類に良いトリップを! 博士、お誕生日おめでとー!
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D&G(Deleuze & Guattari) Tシャツ(RLL)
¥2,700
SOLD OUT
Sold out RLLデッドストック品(2006年製) ボディ:United Athle 片面プリント ※新品ですが、保存状態の関係で襟に汚れがあります。購入前に画像でご確認ください(500円引き)。 オリジナル商品説明 http://www.rll.jp/hood/tee/rll32_dg_deleuze_guattari.php 『アンチ・オイディプス-資本主義と分裂症-』(河出文庫)新訳記念Tシャツ! フランスの哲学者ジル・ドゥルーズと精神科医でありラディカルな運動家でもあるフェリックス・ガタリ。二人は、五月革命で燃え上がった1968年のパリの片隅で出会い、非常に革命的で革新的な思想をコラボレーションし『ドゥルーズ=ガタリ』の名の歴史的共著を数冊書き上げた。 一般的に現代思想/哲学が歴史的蓄積に支えられ、抽象的で純粋な思考/至高性に重きをおいたのに対して、ふたりがとった姿勢は哲学や文学という概念やテクストの、即物的なおもちゃの組み合わせや手製の兵器風ガラクタ集め、パッチワークやプリコラージュ、そしてそれによって行う思考のテロルだった。多くのアカデミズムは、路上のホームレスや家庭のアル中やDVなど様々な社会不適合者達を、「対象」として研究し社会的な問題を解決する、という意味で彼らを社会に包摂し再利用する。しかしD&Gの思想は、彼らとコラボレーションすることによって、社会という環境の方を問題視し解体することによってだけ、未来を懐胎できると主張する。 「革命家は知っている。逃走は革命的で、引きこもりや気まぐれさえも、テーブルクロスを引っぱって、システムの一端を逃げ出されるのなら革命的である。」(『アンチ・オイディプス』) 社会は常にフレームに押し込もうとする。国籍・社会・会社・家庭・身分・貧富・性別・人種といったフレームが幾重にも個人に被せられ、持ち物検査し身分証の提示が求められる。そういったカテゴリーに当てはまらない個人の存在を社会は、常にテロリストやキチガイとして、敵視し排除し管理する、権力の恒常なのだ。誰しもが無意識に階級と社会的なアピールと、その帰属意識の奴隷なのだ。だからこそD&Gは「オレは父親であり、母親だ。ドイツ人ではなくて黒人だ、世界の人種の全てだ。あらゆる罪人であり、王位の正統後継者だ」とニーチェやアルトーを引用して言う。これは決して錯乱ではなく、社会のフレームのサンプリングとカットアップとコラージュによる強度の変遷過程だ。それらはかき混ぜられ移行し、社会性や関係性やコミュニケーションの生産を変えていく。 ジジェクは『身体なき器官』でD&G読者をヤッピーと揶揄する。マッケンジー・ワークは『ハッカー宣言』でD&Gは容易に美学的形式を帯び、ブランド商品として学問的文化的市場で知識人版ドルチェ&ガッバーナに堕ちたと記す。だからこそRLLは積極的にD&Gをドルガバとして混濁させアレンジし着倒すことを勧める。闘争/逃走の美学で階級と帰属意識をサンプリングし、無意識的に規定/基底された社会の規則をハックすることを望む。そしてそれ以外に革命などありえない。 ボディの色は白。
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Antonin Artaud Tシャツ(RLL)
¥3,200
SOLD OUT
Sold out RLLデッドストック品(2006年製) ボディ:United Athle 両面プリント オリジナル商品説明 http://www.rll.jp/hood/tee/rll30_antonin_artaud.php 『神の裁きと決別するため』河出文庫復刊記念Tシャツ! 「身体は身体だ。それはただそれ自身であり、器官はいらない。身体は決して器官ではない。器官は身体の敵だ」 アントナン・アルトー フランスの俳優、詩人、演劇家、『ヴァン・ゴッホ』論の評論家としても知られるアントナン・アルトー。彼を一言で言えば、イっちゃってる人である。しかし、そのイキ方(生き方)が凄まじいので、後世の多くの批評家、芸術家に絶大なる影響を与えた。 ジル・ドゥルーズやミッシェル・フーコー、ジャック・デリダといったポスト構造主義の思想家から、ドアーズのジム・モリソンやアインシュティルテェンデ・ノイバウテンのブリクサ・バーゲルトなどのロック/ノイズアーチストに至るまで。劇作家のピーター・ブルックはもちろん、映画監督アレハンドロ・ホドロフスキーなんかも。そして日本に限っても、自らをアルトーの末裔と呼ぶ寺山修司やアルトーの死ぬ直前の叫びを体現し続けた舞踏家、土方巽など、音楽だったら、阿部薫や灰野敬二辺りの前衛的表現者たちが全身でリスペクトを表明している。 胸には、映画俳優時代の美青年アルトー、背中には精神病院時代の狂人アルトーをプリント!「大改造!!劇的ビフォーアフター」並の変化をお楽しみください。そして、電気ショック治療のおぞましさを想像してください。 さまざまな力の管理が進行し、資本主義の原理が剥きだしのまま世界中を覆い尽くそうとしている今だからこそ、あらゆるシステムにFUCKを表明するアルトーは超重要人物。最終的には自分の身体の在り方にまでケチを付けるような過剰さが本当に求められている。 ボディの色は燃えるような赤。アルトーを着て、かくめい的警戒心を高めろ!
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guerrilla grow Tシャツ(RLL)
¥2,200
RLLデッドストック品(2005年製) サイズ:L 1着 ボディ:United Athle 片面プリント ※新品ですが、保存状態の関係で襟に汚れがあります。購入前に画像でご確認ください(1,000円引き)。 オリジナル商品説明 http://www.rll.jp/hood/tee/rll23_guerrilla_grow.php 「まず君の最初の植物のところへ行って、流れる水がこの点から発してどんな風に流れるかを注意深く観察したまえ。雨が種子を運んでいったに違いない。水が穿った溝の後をつけたまえ。そうすれば流れの方向がわかるだろう。そうしたら、その方向で君のから一番遠くにある植物を探したまえ。その二本の間にある植物はみな君のものだ。もっと先で、その間にあった植物が今度は自分の種を撒き散らすとき、君は自らの一本一本から発する水の流れに従うことによって、きみの領土を殖やすことができるだろう」(ドゥルーズ=ガタリ) 『ミル・プラトー』に引用されたカスタネダの言葉を引くまでも無く、植物とは僕らのテリトリーであり、その標識であり、領土なのだ。しかし時に植物は国家によって囲い込まれる。かつてこの国では国民の総氏神、皇室のご先祖である天照大御神を祀るために、各家庭に伊勢神宮の「神宮大麻」を祀ることが半ば強制されていた。それは戦中に日本が占領した地域に神社を建て、御真影を崇拝することを強制したことと変わらない。「大麻」は神国日本の、天皇の象徴であり、軍国主義の圧制と横暴のための装置だった。(また戦中、宗教統制に反発した創価教育学会の創始者牧口常三郎と戸田城聖は、「大麻」を焼き捨て治安維持法違反・不敬罪で弾圧を受けた。戸田は非転向を貫き、また牧口は獄死する。この教祖の殉死という伝説で800万人もの信者を誇る創価学会が成り立っていることも付け加えよう。) 日本帝国主義の大麻利用は、何も象徴という上部構造だけに終始しない。現在、北海道で自衛隊によって引き抜かれる何百万本もの大麻。それもまた過去の軍国主義が軍需物質を生産するために大陸から持ち込み、工業用原料として大量に生産していた大麻が野生化したものだ。北海道に大麻を持ち込んだのは日本帝国主義であり、その目的は戦争のためだった。その子孫を自衛隊が刈り取り、おこぼれをスモーカーが収穫している。ここでは「大麻」という植物のテリトリーが過去の国家体制から零れ落ちて未だ広がりつづけ、後の国家によって再び管理されようとしているが、当然のことながら根絶される見込みは無い。 種は撒かれ続け、零れ落ちることを止めない。 ガンジャマークはレイバーやクラバーやレゲエ好きが、ポップアイコンや反戦運動やピースマークとして使っている。そして「大麻」はジャマイカではラスタファリズムが神の草として使用し、もう一つのJの国では国家統合の神の草として使用した。たった一つの植物をめぐっていかに複雑なテリトリーとその攻防が行われてきたのか考えるだけでめまいがしそうだ。そしてそれは今でも続いている。 ゲリラ・グロウは近年大麻の個人使用が非犯罪化されたイギリスにおいて、過去に自由化闘争としてなされていた、画期的な試みである。国家の統合、管理を象徴する国会や裁判所、警察の庭に勝手に大麻の種を撒き、育てるのである。種がうまく育てばそれは広がっていき、やがて地に満ちるだろう。これはまた自然という人間の手によって管理不可能な流れを生み出す試みであり、また、国家という人間を管理し、統合するためのシステムへの抵抗でもある。再び「大麻」が「天皇の御真影」として使用されることがないために、僕たちはいくつもの種子を国家の「隙間」に撒きつづけるだろう。このTシャツによって。 ボディの色は白。決意が固まったらすぐにご注文を。
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The Black Jacobins Tシャツ(RLL)
¥3,200
ジャズと犯罪と革命、あの平岡正明も愛着していた!? 人類史上唯一成功した奴隷革命がテーマ! RLLデッドストック品(2005年製) サイズ:S 1着 ボディ:United Athle オリジナル商品説明 http://www.rll.jp/hood/tee/rll14_the_black_jacobins.php 激シブTシャツ登場! C.L.R.ジェームズ(1901-1989)の主著『ブラック・ジャコバン―トゥサン・ルヴェルチュールとハイチ革命』(大村書店)。 C.L.R.ジェームズは、エドワード・サイードやポール・ギルロイ、アミリ・バラカ(リロイ・ジョーンズ)がリスペクトする20世紀黒人最大のマルキスト思想家。トロツキーにタメ口訊いてたトロツキスト、30年代にスターリン批判をした最初の反スタ、アメリカ組合運動と公民権運動を結び付けたアジテーター、カリブ海-アメリカ-イギリス-アフリカを動き回る旅する哲学者、カリブ文学者でクリケットが好きなスポーツ批評家。 日本ではマイナーな彼の数少ない邦訳『ブラック・ジャコバン』。ブラック・ジャコバンとは、フランス革命を率いたジャコバン派と呼応した形で興った、黒人によるハイチ革命のこと。その初めてナポレオン軍を退却させたとも、人類史上唯一成功した奴隷革命ともいわれる奴隷叛乱を、元奴隷のカリスマリーダー、トゥサン=ルヴェルチュール率いる民衆の側から、躍動感溢れるスタイルで記述された黒くて熱(厚)い名著。この本が植民地主義者を黙らせ、カリブ・アフリカ諸国の独立を後押ししたのは言うまでもない。 RLLが「C.L.R.ジェームズ」と「ブラック・ジャコバン」にリスペクトし、「老いてますます過激」だった晩年のポートレートと、ブラック・ムービー風タイトルアレンジ。 ボディの色はアッシュ。ちょいワルでは物足りない、ホンモノのファンキーな自由を求める方に!
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大杉栄 Tシャツ(RLL)
¥2,700
アナキスト人類学者、デヴィッド・グレーバーも着ていた !?(来日中に直接手渡しました) 大杉栄✖️ステューシー?????? RLLデッドストック品(2005年製) サイズ:M 1着 ボディ:United Athle 片面プリント ※新品ですが、保存状態の関係で襟に汚れがあります。購入前に画像でご確認ください(500円引き)。 オリジナル商品説明 http://www.rll.jp/hood/tee/rll09_osugi.php アンチ・グローバリゼーションの文脈から、アナキズムに再び熱い視線が注がれる中、ついに「美は乱調にあり」で有名なオールドスクール・アナキスト大杉栄Tシャツ登場!吹き出しは「お前はいったい何者なんだ」と主義を訊かれたときの大杉流の自己定義。 大杉栄は、直接行動を信条とした日本唯一の革命家、「一犯一語」主義というトッ捕まったら外国語一語を覚えたインターナショナリスト、奔放な自由恋愛主義者、そして不遜で傍若無人な自由人。 そんな大正のブッ飛んだアクティビストに敬意を込めてRLLが某スケートブランド風にアレンジ。ファンキーな自由を求める方に提供します。ボディの色はあえて白。余談だけど、静岡にある大杉の墓には、命日になると真っ黒な衣装のゴスロリが集結するらしいです。
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T.A.Z Tシャツ(RLL)
¥3,200
SOLD OUT
RLLデッドストック品(2005年製) サイズ:XL 1着 ボディ:United Athle 両面プリント オリジナル商品説明 http://www.rll.jp/hood/tee/rll02_taz.php 最もレヴォ・フェティッシュなタームとして世界中のアナキストたちに愛されている「T.A.Z」(THE TEMPORARY AUTONOMOUS ZONE/一時的自律ゾーン)を胸にプリント。心にいつもハキム・ベイを!という現代の海賊たちのマスト・アイテム。 「T.A.Z」とはある(土地、時間、想像力の)領域を解放し、国家がそれを踏み潰す前に自ら解体して他の場所/他の時間の改革へと向かうゲリラ作戦名。そのSF的想像力を駆使した真にアンダーグラウンドな反逆の作法は、違法なスクワット・パーティや、バーニングマンのようなイカれたイベントに多大な影響を与えている。 1985年に書かれたこの数奇な書物の著作権は、著者ハキム・ベイにより完全に放棄されており、どう改変しようが出版しようが、そしてTシャツにしようが、原理的には自由。ネット上で日本語テキスト(『T.A.Z. 一時的自律ゾーン』)を読むこともできるので、知的ファッションとしてチェックしておこう。 ボディは黒と白。レイヴに着て行けば、その筋のお仲間から声をかけられること間違いなし!NYのハキム・ベイにも贈与済。
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「Zionism is Babylon」ポスター
¥1,000
A3 リソグラフ 折らずにポスター専門の筒に梱包してお送りします。 筒代、送料は無料。
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Ayacari 3号「BOB / Book of Books」
¥180
▼内容 Ayacari3号 特集 BOB Book of Books BOBの映画公開というラスタ思想の世界的キャンペーンのタイミングで、ラスタの「Zionism」を解呪するために制作されたZine。読書運動としてラスタファリズム。裏面はBOBの歌によるパレスチナ連帯。 A3ペラ1枚 両面印刷 文・編集・発行 ハーポ部長(harpobucho) 発行日 2024/5/6 定 価 100円(送料80円)
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Ayacari 2号「ぺぺ長谷川革命のための5冊」
¥180
▼内容 ぺぺ長谷川革命のための5冊 1. 不可視委員会『来たるべき蜂起』(彩流社 2010) 2.クォンキム・ヒョンヨン編『被害と加害のフェミニズム #MeToo以降を展望する』(解放出版社 2023) 3.酒井隆史『賢人と奴隷とバカ』(亜紀書房 2023) 4.ニコラス・サンダース『エクスタシー完全使用マニュアル』(データハウス 1998) 5.木澤佐登志『失われた未来を求めて』(大和書房 2022) 裏面 じゃまし「裏浦島」 界隈から失踪したじゃまし(マン)によるぺぺさん追悼エッセイ。沖縄ラストトリップ記。 A3ペラ1枚 文・編集・発行 ハーポ部長(harpobucho) 発行日 2024/1/21 定 価 100円(送料80円) 模索舎、IRA(共に新宿)、気流舎(気流舎)でも販売中
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ハーポ部長『アマゾン始末記』
¥2,200
SOLD OUT
癒しと呪いのアヤワスカ旅 精神科で処方されたベンゾジアゼピン系抗不安剤がもたらす「呪い」を解くために、アマゾン先住民シピボ族シャーマンのもとへ。ペルー現地での植物療法日記と帰国後の数奇な日々の記録。日本人シャーマン修行者たちの貴重なインタビューを収録。 目次 始 オープニングイカロ 第1章 アマゾンを乞う 第2章 アマゾン日記 第3章 シピボ族の呪いカルチャーとアヤワスカツーリズムの現状 第4章 アフターアマゾン スガル記 第5章 アフターアマゾン アガル記 第6章 愛の薬草と踊る女たち 末 アマゾンでマジックを予約する Book Magick From Ama-Zone Medicina Musical 密林のファミリードゥーワップ 参考文献 謝辞・編集後記 アマゾン始末記 2023年12月11日 初版発行 著 者 ハーポ部長 編 集 ハーポプロダクション デザイン 戸塚泰雄(nu) 発行所 ヒビノクラシ出版 印刷製本 シナノ印刷株式会社 定 価 2,000円+税 ▼帯コメント 「地球身体」をめぐる真摯な革命のドキュメント 「自分の身体を実験台に」することとは「身体をもつ」ことを知ることであった。それはまた本書がひそかに共振させるアントナン・アルトーの教えでもある。批評家/翻訳家の高祖岩三郎は自身のペヨーテの体験をもとにアルトーを論じて、そのタラウマラにおける実験を「世界の全体化」に抗する「地球身体」の叛逆であり、これを「先住民」化の運動の中に位置づけた(「先住民のペヨーテ/アルトーのペヨーテ」『アルトー横断』)。 本書の主人公がアヤワスカに求めるのも「地球身体」との混交であり、シャーマンとは「大地」の媒介者である。コミュニズムとは「地球身体」と「世界の全体化」を協和させる、もしくは前者に後者を包摂させるプロジェクトであり、その視点からすればフーリエやマルクスにいたる社会主義とスピリチュアルな探究は同一の運動である。本書のような探究もまた革命への試行なのだ。「地球身体」をめぐる真摯な革命のドキュメントにして知られざる名著。 阿部晴政(編集者/元「文藝」編集長) ▼取り扱い店舗(2024.6.20現在) 模索舎(新宿) IRREGULAR RHYTHM ASYLUM(新宿) Flying Books(渋谷)←New! CITYLIGHT BOOK(代々木上原)←New! SNOW SHOVELING(駒沢)←New! 本屋 B&B(下北沢)←New! カフェデソレイユ/Cafe des Soleils (下北沢)←New! 日記屋 月日(下北沢) 気流舎(下北沢) 旅の本屋のまど(西荻窪)←New! 百年(吉祥寺)←New! 恵文社 一乗寺店(京都) ←New! ホホホ座 浄土寺店(京都) ←New! LVDB BOOKS(大阪)←New! blackbird books(大阪)←New! 1003(神戸)←New! 本の栞(神戸)←New! 蟲文庫(倉敷)←New! ブックカフェ ソロー(高松) 汽水空港(鳥取)